過去を美化するより、現在を最大限美化

「一瞬の虹を見逃さない、自分も輝かせる朝」

過去よりも、今の自分を美化しよう。
ほんの一瞬の幸せに立ち会えた自分を、大切にする朝。


今朝、窓を開けて空気を入れ替えた瞬間――
目の前に大きなバブルレインボーが現れ、一瞬で目が覚めました。
全体を見ようと外に飛び出したけれど、虹はすぐに雲の中へ隠れてしまったのです。

ほんの一瞬の出会い。
けれど、その一瞬に立ち会えたことが、なんだか幸せでした。


過去を美化するより、現在を最大限美化

ふと、こんな思いがよぎることはありませんか?
「あの頃の私はもっと文章が上手だった?」
「あの頃の私は、もっと軽やかに会話できていた?」
「あの頃の私は、もっとカッコよく働いていた?」

過去と比べて心がせかせかする瞬間もあります。
でもよく考えてみれば、過去はどうしても美化されやすいもの。

大切なのは「今の自分」です。

今の自分をどう美化するか。
今の自分がモチベーションを持ち、自信を持って目の前のことに取り組めること。
これこそが、何より大事なことだと思うのです。

過ぎ去った時間にとらわれそうになったら――
「過去の美化より、現在の美化」
そう心に唱えながら、“現在美化運動中”を楽しんでいきましょう。


◇◆◇◆◇◆◇
エッセイストのように生きる。
古原治奈(こはら はるな)の《心晴日和(こはるびより)》。

この《心晴日和》という言葉は、作家・喜多川泰さんの著書からいただきました。
「小さな心がけ一つで、幸か不幸かは自分で決めることができる」
──そんな想いを込めて、毎月“1”のつく日にエッセイをお届けしています(1日・11日・21日・31日)。

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