10月1日(水)
新たな1ケ月がスタートしました。
新しい10月を、どんな心持で過ごしていきたいですか?
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不安だらけの心で過ごす10月
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整った心(安心した状態)で過ごす10月
どちらの心持で過ごすことが、明るい未来を想像しやすいでしょうか。
もちろん社会を生きていく上で「不安がない」なんてことはありません。
むしろ不安が多い社会を生きる中で、どうやって安心感を生み出せるか?
──今日はそんなテーマで綴ります。
自信と不安のバランス
「自信」というものは、目に見えず数値化することはできないかもしれません。
けれども私たちは、自信のある人を見ると「自分はあの人のように自信がない」と簡単に比較してしまいがちです。
では、自信があるように見える人に“不安”はないのでしょうか?
答えは明白で、どんな人にも不安や心配事はあります。
もし数値で表すなら、例えば「自分は不安70」「あの人は不安20」かもしれません。
であれば、自分の不安を少しずつ減らし、自信を少しずつ増やしていくことに取り組めばいいのです。
自信はエレベーターやエスカレーターで一気に上がれるものではなく、
階段を一段一段上がっていくようなプロセスが必要です。
小さな積み重ねから
自信を上げていくために「何をするか」を考え、
小さなことでも毎日積み重ねていく。
たとえば──
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靴を揃える
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トイレットペーパーの端を△に折る
そんな小さなことで良いのです。
それを徹底的に続けることで、不安の数値よりも自信の数値が少しずつ上がっていきます。
アゲハ蝶との出会い
今朝のウォーキングの帰り道。
コーヒーを買おうと立ち寄ったコンビニで、外に出られず困っているアゲハ蝶を見つけました。
「外に出ようね」と声を掛けながら、そっと手に載せて外へ。
放そうとした瞬間、アゲハ蝶はしばらく私の掌の上にとどまり、まるで「ありがとう」と語りかけてくれているようでした。
ほんの一瞬の出来事でしたが、とても勇気づけられ、胸がジーンと温かくなったひとときでした。
整った心で生きる10月に
あなたの日々の小さな積み重ねが、
不安の数を減らし、自信を増やす行為につながっています。
どうか日々、整った心で過ごす10月となりますように。
✒️ エッセイスト 古原治奈
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エッセイストのように生きる。
古原治奈(こはら はるな)の《心晴日和(こはるびより)》。
この《心晴日和》という言葉は、作家・喜多川泰さんの著書からいただきました。
「小さな心がけ一つで、幸か不幸かは自分で決めることができる」
──そんな想いを込めて、毎月“1”のつく日にエッセイをお届けしています。(1日・11日・21日・31日)